選ばれし者たちへ

木村 好宏

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ドイツのクラフツマンシップが産んだ 人生を楽しむ人が乗る、こだわりのある車。

  

ミリ単位の誤差も許さない、緻密さの集合体。

ALPINAはBMWという素晴らしい車をベースに、さらに昇華させた車です。ドイツのクラフツマンシップにより、厳しい基準で精密に作られ、非常に高いレベルで完成しています。例えば、ピストンやシリンダー間の隙間も他社が誤差で済ませるところを、ミリ単位の誤差も許さず極限まで追求しています。こうしたこだわりは100カ所以上にも及び、ALPINAは緻密さの集合体とも言える程です。だからこそ他の車では真似できない、最高の乗り心地が生まれるのです。

エグゼクティブの商談を支える、280km/hのフットワーク。

本国ドイツでは、ALPINAはビジネスマンのエグゼクティブ層に大変人気がある車です。なぜなら、彼らは300~400km離れた場所でも、自分で車を運転して商談を行います。とはいえ、ドイツのアウトバーンを280km/hのスピードで長時間運転していると疲れが生じてきます。スポーツカーが向いていると思うかもしれませんが、運転に緊張を伴うので長時間運転すると虚脱感に包まれてしまい商談どころではありません。ところが、ALPINAは長時間であっても疲れることなく快適に運転できるので、無事に商談を終え、疲れずに帰ってくることができるのが特長です。

移動という目的だけでなく、そのプロセスをも楽しむ。

ALPINAの創業者ボーフェンジーペン氏は、「車でA地点からB地点へ移動する場合、B地点に到達すれば車の仕事は終わっている。問題はA地点からB地点までのプロセスを楽しめるかだ」と唱えています。食事もお腹がいっぱいになれば良いと言う人と、魚を食べるのであれば旬の時期、産地、調理法までこだわる人もいます。もちろん、人間はこだわらなくても生きていけます。でも、自分を高めようとすると自然とこだわりが出てくる。そんな人生を楽しんでいる、こだわりのある人がALPINAに乗るのだと思います。

機械式時計に通じる、控えめなこだわり。

アルピナの魅力を分かりやすく説明するなら、機械式時計が良いかもしれません。機械式時計もミリ単位の組み合わせで構成された、欧州のクラフツマンシップによる緻密さの集合体です。その動きを見ると、機械式時計は秒針が1秒間にじわっと動きますが、クォーツ時計は秒針が1秒ごとにカチッと動きます。機械式は動きに味わいがあって、眺めているだけでも楽しいですよね。ALPINAも同じで、外見で派手に主張していませんが、内面ではミリ単位でこだわりぬいているのです。ALPINAのステアリングをにぎれば、すぐにわかると思いますよ。

  

Profile

1968年にトーマス・マンとドイツの自動車に憧れてドイツに渡り、日本には絶対にない論理的なドイツの社会構造と文化に接し開眼、ドイツに留まることを決意する。そして国営航空会社に勤務するとともに、ドイツの自動車専門誌『アウト・モーター・ウント・シュポルト』に寄稿を開始、後に日本の媒体へも進出する。その後、モータリングライターとして独立し、ドイツ・日本の両国に事務所を構え、日独の自動車技術・文化などを両国へ配信している。

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