選ばれし者たちへ

菰田 潔

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停まっている状態から走らせるところまで、 そのすべてが素晴らしい。

  

乗り心地を優先させた、高品質でエレガントな車。

ALPINAはBMWグループの一員で、BMWのカテゴリーでは満足できない人たちのための車です。BMWにはMシリーズがありますが、これは一般道でもレーシングスポーツの乗り心地を楽しめるように設計され、エンジンを高回転で回して乗る車です。一方、ALPINAは乗り心地を優先させた、高品質でエレガントな車です。シートの座り心地、高品質なレザーやウッドによるインテリアの質感、ハンドルに触れた感じなど、ALPINAは停まっていてもその良さがわかります。

決して飽きることのない、究極の品質。

ALPINAの素晴らしさは料理に例えると分かりやすいでしょう。美味しい料理は一口食べればすぐ分かるように、良い車も1回乗ればすぐに分かります。例えば、良い畑で採れた最高の食材を、一流の料理人が手間暇かけて調理したとしたら、盛りつけを見ただけで食べてみたいと思うでしょう。おまけに、とても美味しいのに何度食べても飽きがこない、毎日食べたくなる味だったとしたら…。ALPINAのオーナーは1回所有すると、多くの人が一生手放しません。決して飽きることのない、究極の品質をもった車なのです。

ドイツの熟練マイスターによるフルオーダー。

Mシリーズが年間何万台も製造されるのに対して、ALPINAはわずか2,000台未満しか製造されません。これはオーナーとなる人から、カラーリングや内装の素材、オプションなど詳細な要望を聞いてから、ドイツの工場にてフルオーダーで作っているためです。だから、ALPINAの工場でシャーシ番号を伝えると、その車を作るマイスター本人に会うことができます。確かにオーダーしてから納車まで7カ月程度待ちますが、届いた車は期待以上。車のことが大好きで、運転も分かっている人たちが作った究極の車ですから、一生乗ってもまったく飽きがこないのです。

アルピナを買って後悔する人はいない。

ALPINAが飽きられない理由に、スイート・スポットが広いことが挙げられます。たとえば同じ少量生産のスポーツカーを運転していると、楽しいときはわずかで、結構つらいことの方が多いのです。その点、ALPINAは停まっている状態から走らせるところまで、すべてが素晴らしい。ドアを開けてシートに身を沈め、キーをさしてエンジンを始動させる一連の動きも、作り手がALPINAという世界を演出しているのです。さらに、一般道もサーキットでも走れる車なのに、乗り心地も素晴らしい。つまらない車が多い中、刺激をたくさん持った、実にオールマイティーな車です。

  

Profile

20歳の時に自動車競技を始め、30歳でフリーランスの自動車評論家となる。いち早く新型車を運転し、そのリポートを書くのがメインの仕事。車好きというより運転が好きでモータージャーナリストを務める。日本自動車ジャーナリスト協会副会長のほか、JAF交通安全委員会委員、セーフティドライビング・インストラクター・アカデミー会長、警察庁運転免許制度に関する懇談会委員などの肩書きを持つ。

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